夜尿症と漢方薬

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夜尿症の症状と原因

 

夜尿症とはわかりやすい言葉でいいますと「おねしょ」の事です。

 

実際子供の時に多く、年齢と共に改善されていくことがほとんどです。

 

しかし、これが中々治ることがなく年齢が高くなっても、大人になっても症状が改善されない方がいることも確かです。

 

小学校の高学年ぐらいまで続くと、修学旅行や友達同士のお泊り会の機会も増えてきますので親としては大変心配してしまうところです。

 

大人の夜尿症でも、旅行先でおねしょをしてしまったらどうしようという不安から、思う存分楽しめなかったり最悪旅行自体に参加しない事、外に布団を干すのが恥ずかしくなってしまい、気持ちが沈みがちになってしまう事が症状の問題としてあげられます。

 

この原因は、排尿に伴う膀胱などの筋肉が少なからず影響していると考えられています。

 

例えば夜間に緊張している状態、またはしっかり筋肉で排尿をコントロールする機能の弱い場合が該当します。

 

また、抗利尿ホルモンという夜間に尿の量を調整するホルモンのバランスが崩れていたり、ストレスなどの外因的な要素も影響します。

 

夜尿症は腎臓との関連性が非常に高く、この機能がなんらかの影響で阻害されることも大きな原因です。

 

小さなうちはさほど気にすることではなく、治療もなにもせずに自然に体の成長に伴って改善されるので大丈夫です。

 

成長してからは、病院で受診する、漢方薬を使うなどしてしっかりと治療をしていくことが健康な日常生活を営む上でも重要です。

夜尿症の漢方薬を使用した治療

夜尿症(おねしょ)は漢方薬を使用した治療が非常に効果が高いです。

 

今までに試した事があるが、ちっとも治らない。と言った意見も聞くことがありますが漢方薬の使い方を間違えているケースがほとんどです。

 

まず、漢方薬というものはひとつの薬が万能に効く訳ではありません。

 

夜尿症への効能が期待できる、と書かれている市販の漢方薬でも体質的に合うものと合わないものがあります。

 

漢方薬はひとりひとりに合わせた処方が本来必要となっているのです。

 

そして飲んだからといって即座に効果の現れるものではありません。

 

一時的に夜尿症を抑える薬ではなく、ある程度の期間をかけてしっかりと原因となっている状態を改善するのが漢方薬です。

 

使用する子供、または大人の体に合わせて選んでいくことが大切です。

 

自分だけの症状に合わせた漢方薬が処方してもらいたい場合は、全国に漢方薬を使用した病院、漢方薬局がありますからそちらを利用されるのが一番安全ではないでしょうか。

夜尿症に利用される漢方薬

 

■八味地黄丸(はちみじおうがん)

 

夜尿症に悩む方ならば一度は目にされたことがあるかもしれません。非常に強い作用をもつ漢方薬です。

 

老化などに伴う泌尿器の衰えに使用されるケースが多いでしょう。冷えや腰痛、頻尿膝の痛みなどにも効果があります。

 

■葛根湯(かっこんとう)

 

葛根湯は風邪などでよく使われる漢方薬ですが夜尿症に効果があることはあまり知られていません。

 

熟睡してしまって尿をもらしても目が覚めないような子供に大きな効果が期待できます。

 

これは葛根湯に配合されている麻黄という成分のもたらす効果によるところが大きいです。

 

 

■鹿茸大補湯(ろくじょうだいほとう) 

 

疲れやすく、冷えの症状の出る方に向けた漢方薬です。

 

夜尿症に対しての効果は、普段から頻尿の症状、尿失禁などがある方に効果があります。

 

■小建中湯(しょうけんちゅうとう)

 

子供の夜尿症によく処方される漢方薬です。虚弱体質や、腹痛、動悸などの症状の緩和にも役立ちます。

 

おねしょを含め、緊張するとお腹が痛くなってしまうお子様など、チュアブル錠もありますから利用しやすくなっています。